メンタル不調の責任は誰にある?

さてさて、社員さんがメンタル不調になったとき
それはだれの責任だと思いますか?

 

本人の責任でしょうか?

 

会社の責任でしょうか?

 

2015年にストレスチェックが導入されました

 

本来はストレスチェックはメンタル不調を予防し
社員さんに能力を最大限発揮してもらい
会社の業績・生産性を上げるという
両者にWin-Winな関係が目的です

 

しかしなんだか
メンタル不調の原因が会社にあるから
その責任を取るために実施しているような
風潮があるように思うのは私だけでしょうか?

 

 

メンタル不調手記ブログを読んで思うこと

 

ブログの中には
会社でメンタル不調になった際の体験記
が書かれたものがあります

 

ブログなどを書くということ行為は
再びメンタル不調にならないための
有効な手段だと思います

 

でも閲覧していると
時に思うことがあります

 

会社「絶対悪」に表現されているな~

 

と…

 

もちろん、会社が問題な時もあると思います

 

でも片側だけが問題があるというケースは
10年以上会社の保健室のおねえさんをしていて
ほとんどないに等しいと感じています

 

ネット上で会社は個人を特定して
中傷することは許されませんし

 

そうすることは会社のイメージダウンとなるため
事情を詳細に掲載する会社はまずありません

 

でも個人ブログでは会社名は出さずとも
メンタル不調となった方の主観で書かれているため

(当然ですが…)

 

どうしても読み手にとっては
「会社が絶対悪!」
のように感じてしまうのです

 

こういったことも
メンタル不調は会社の責任が大きい
という風潮が存在する理由なのかもしれませんね

 

本当に会社だけがわるいの?

 

メンタル不調の原因の上位に必ず位置する
長時間残業人間関係

 

 

長時間、残業させるなんて
会社の責任以外なにものでもない!

 

本当にそうでしょうか?

 

今回はちょっと辛口
メンタル不調な方や経験者には
ちょっと耳が痛い話かもしれません

※会社にもメンタル不調の責任があることを
前提に以下のお話をしていきます

 

現実的に残業は
締め切り・納期などがあり
どうしても増えることがあります

 

開発系の仕事ですと
その人にしかできない仕事というものも多く
一人に負荷がかかることもあるでしょう

 

上司のマネジメントが不十分で
残業が増えてしまうことがあるかもしれない

 

ん~なんだかこんなことを聞くと

 

会社が悪いじゃん!

 

って言いたくなりますよね

 

 

それぞれの業界には繁忙期や納期などがあり
一時的に残業が増えてしまうのは
仕方がないのかもしれません

 

でも残業が多いとき
仕事を誰かに手伝ってもらう
声掛けをしていますか?

 

また声掛けできる人間関係を
普段から構築していますか?

 

部署の全員が忙しくて声がかけられないなら
その環境に対して何か行動をとりましたか?

 

そう…
多くの人はあきらめています

 

そして自分で何もせず
全てを会社のせいにしています

 

上司のマネジメントが不十分な場合も同じ

 

上司だって人間です
あなたがキャパオーバーならば
それを発信しなければわかりません

 

上司なんだから「察しろ!」というのは
ずいぶんと横柄ではないでしょうか?

 

もしかしたら
上司の指示には逆らえない
文句を言われるのが面倒くさい
関係性を壊したくない

 

という思いがあるのかもしれません

 

でもこれは、上司に嫌われなくても
あなたの方が上司を信頼できず
壊したくないと思っている上司との関係性を
あなた自身で壊しています

 

仕事は人間関係の上に成り立つものかもしれませんが
人間関係を構築するためのものではありません

 

そして最終目標は業務を遂行することです
あなたは自分の能力を発揮して
最大の生産性を示す必要があります
だってお給料を頂くんですから!

 

なのに、文句を言われるのが面倒くさいという思いは
ビジネスパーソンとしてあまりにも未熟だと思います

 

社員という立場に甘えてはいけません!

 

つまり、メンタル不調をきたした側にも
多少なりともその責任はあるということです

 

それを自覚することが
メンタル不調から抜け出すこと
しいては再びメンタル不調にならないこと
の第一歩なのだと思います

 

責任の所在を考えるより改善方法を考えよう!

 

メンタル不調者と面談すると
多くの方がなぜメンタル不調になったのか?
その経過や現状について切々と語ってくれます

 

もちろん、とても大切な情報ですし
話していただくことで思考が整理されたり
気持ちが楽になることが多々あるので
こちらも「うん、うん」とうなずいてうかがいます

 

でもね、ほとんどの方が
どうやったらメンタル不調を抜け出せるか?
ということに視点がいっていません

 

まぁメンタル不調なので当たり前ですけどね

 

ただ惜しい人はいます
それは「こうだったらよかったのに」を語る人

 

時に他力本願や愚痴なこともありますが
問題解決の糸口を探っている言葉なことが多いです

 

でも「こうだったらよかったのに~」という
過去の改善点に目を向け悔やむのではなく
未来のための対策に変えられるといいですよね

 

まとめ

 

メンタル不調の責任は会社だけでも本人だけでもなく、両者にある場合が多い。
他責と考えて何もしないのではなく、自分でできることを実践していく必要がある。
責任の所在や改善点にばかり目を向けるのではなく、未来のための自分ができる具体策を考えていくことが大切。

 

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