うつが出た!オレが悪いのか?上司の気持ち

前回、鍋島課長は部下の末次さんが休みがちになり、保健師に相談に来ました。
前回の相談はこちらから▼

ケーススタディ1:部下のメンタル不調に早く気づくために

その時、鍋島課長はご自身の気持ちを素直に伝えてくれました。

 

メンタル不調の社員も大変ですが
その上司も日々悩み、様々なストレスを抱えています。

 

今回も鍋島課長と保健師とのやり取りを見てみましょう
※ストーリーはフィクションです

登場人物

 

上司:鍋島課長
部下:末次さん
保健師:小林

 

ストーリー

 

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鍋島課長

うちの部署からメンタル不調が出ちゃったよ。俺のせいかな?

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小林

どうしてそう思うんですか?

dummy
鍋島課長

だってさ、仕事の采配が悪かったのかもしれないし、

職場の空気の悪さは私が作り出してしまったのかもだから…

dummy
小林

鍋島さんはそこが問題だと思っているんですね。

鍋島さんは末次さんから直接お話を聞きましたか?

dummy
鍋島課長
いや、何も。
なんか、私と話して余計具合悪くなられても嫌だし…
正直、なんて声かければいいかもわからないからね。
dummy
小林
それでご相談にいらしたんですね。
末次さんは恵まれていますね。
上司が真剣に考えてくださって。
dummy
鍋島さん
そうかな?
どういたらよいかわからない上司で貧乏くじ引いたと思っているんじゃない?
それに正直、メンタル不調社員がいると、他の人に迷惑かかるからさ。
なんとかしないとと思うんだよ。

ポイント

 

鍋島さんは

  • マネジメントや雰囲気づくりに問題があると感じている。
  • メンタル不調の原因が自分にあると考えている
  • メンタル不調者への対応がわからない
  • メンタル不調に対する漠然とした不安がある
  • 部署全体のマネジメントへの影響を考えている

 

管理職の中には、鍋島さんのような
自己反省や問題解決への思考を
持たない人がかなりの数いらっしゃるように思います。

 

最近の若手は心が弱い
こんなことで潰れているなら、今後も使い物にならない
やっかいな社員を抱えて迷惑だ

 

そんな思いを持っている管理職です。

もしかしたら、鍋島課長の心にも
どこかにそのネガティブな感情があるかもしれません。

 

でも、そのネガティブな思いしかなければ
次々とメンタル不調者を輩出していき
結果、管理職としての評価は下がってしまうでしょう。

 

ですから、そういった沸き起こる感情はありつつも
鍋島課長のように問題点を模索し
問題解決に向けての行動をとることが重要です。

 

メンタル不調者の上司はストレスがいっぱい

 

鍋島課長のストーリーからもわかるように
鍋島課長は悩んでいるし、責任を感じています。

 

管理職は立場上、相談相手が限定されており
問題もオープンにできないことが多く
一人で抱え込みやすい傾向があります。

 

上手にストレス対処出来ればいいのですが
負荷が大きかったり
もともとストレスに強い方でなかったりすると
上司までもがメンタル不調となることが多々あります。

 

私達、医療職は守秘義務があり
直接企業の業務とは関係のない中立な立場です。

 

愚痴を言いに来るでも
具体的なメンタル不調者への対応相談でも
何でも構わないので

 

管理職の方も遠慮せず
医療職に相談に来てほしいと思っています。

 

まとめ

 

メンタル不調者の部署の上司にもいろいろな思いがある
管理職はストレスを抱えやすい立場に入ることが多く
守秘義務があり中立な医療職をぜひ活用してほしい。

 

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